神々しさを描いた天才

みどころ その1

伝説の巨匠 イタリアの至宝

17世紀バロック絵画の開拓者であり、同時代および後世のヨーロッパの画家たちに大きな影響とインスピレーションを与えたカラヴァッジョは、西洋美術史における最重要画家のひとりにあげられます。イタリア芸術の至宝であり、国外への貸出は非常に厳しいともされる巨匠・カラヴァッジョの作品が、このたび来日します。

みどころ その2

日本初公開! 衝撃の作品

38歳で生涯を終えたカラヴァッジョの現存作品は数少なく貴重なもので、その中でもこれぞカラヴァッジョともいうべき《病めるバッカス》(札幌会場のみ)《ゴリアテの首を持つダヴィデ》(名古屋会場のみ)《ホロフェルネスの首を斬るユディト》(大阪会場のみ)をはじめ、日本初公開を含め、各会場約10点が出品されます。(帰属作品含む)

みどころ その3

天才にしてならず者 光と闇の相克

ルネサンス絵画を超え、天賦の才を示したカラヴァッジョですが、生来の激しい気性により周囲との争いや暴力沙汰は絶えず、ついには殺人を犯してしまいます。しかし罪を逃れて流浪する晩年にも数々の傑作を生み出し、その芸術は高い極みに達しました。本展では、栄光と狂乱に彩られる彼の激動の生涯にも注目します。

 

みどころ その4

革新者カラヴァッジョの核心に迫る

モデルや自然を緻密に見つめた迫真の写実、強烈な明暗表現、宗教や神話を題材としたドラマティックな場面の創出など、カラヴァッジョの斬新な画風は、それまでの絵画表現を大きく革新するものでした。本展では、彼に影響を受けた様式を展開した画家たち(カラヴァッジェスキ)や、同時代の個性派作家の秀作なども多数出品し、それらとの比較を通して、新時代を切り開いたカラヴァッジョ芸術の輝きと核心に迫ります。

 

章構成

第1章
1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち
第2章
カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇
第3章
カラヴァッジョ様式の拡がり

イタリア・ローマ サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂 左から「聖マタイの召命」「聖マタイと天使」「聖マタイの殉教」
北海道新聞提供 著作物利用許諾番号 21343